わたしは無力である。
この地球に生きている限り私たちは戦わなければいけない。
地球を出ていかない限り戦わなければならない。
しかし私は無力だ。
いつも負けている。
重力になど勝てるわけがないのだ。
世間一般的に齢を重ねれば皮膚はたるみ、重力が可視化される。
私は24歳(2016,2,2)。
重力の可視化はまだそんなに進んでいない。
しかし重力にはすでにまけている。
全敗である。
重力は質量に依存する。
ブラックホールは質量がおおきな星が爆発したものらしい。
その大きな質量が故に重力が大きくなり、
時間は進むのが億劫になり、
光は抜け出すのをあきらめるのだという。
いい加減な私のいい加減な先輩が語ったブラックホールなので嘘か誠か定かではないが、確かめるのが億劫なので私は不確かさから抜け出すのをあきらめよう。
わたしは無力である。
であるからして私は質量の大きなありがたい膨らみにはいつも屈服し素直に服従するしかない。
重力にはかてない。
やる気はとても大きな質量をもつ。
とても大きな重力を生みわたしを引き寄せる。
引き寄せ飲み込んでいく。
やる気は大きな質量をもつ。
それと同時に揮発性をもつ。
よく燃えるがすぐ消える。
とてつもないエネルギーを生む。
瞬間的に。
そしてやる気を大事に育てようと思う頃には消えていき
習慣という大きな質量がわたしを引き寄せる。
わたしは無力である。
重力にはかてない。